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減少する証券会社従業員 [日常]

日本証券業協会の調査によると、証券業界で働く従業員の数が前年比5.9%減となり9万3308人となったようです。1年間で6000人近く減少した計算になります。

リーマンショックまでは増加傾向にあった証券業界の従業員数ですが、リーマンショックを境に方向が変わってしまいました。新規採用を絞る一方で人員リストラが進んだとの見方ですが、特にリーマンショック前後の外資系証券会社は大幅な人員削減を進めたようです。

リーマンショック後の混乱も落ち着きを見せ始め、日興コーディアル証券のように従業員を10%以上増員する計画を発表する会社もあります。今後は日興のように再び人員を積極採用する会社が増えるのでしょうか?

証券会社に勤務するには証券外務員試験という資格に合格する必要が出てきます。以前は勤務している人にしか受験資格がありませんでしたが、近年、一般に受験資格が開放され多くの方が受験するようになりました。これにより証券外務員資格の優位性は低下し、採用する会社側とすれば安く人材を採用できる機会が広がったと言えそうです。

最新の学生就職人気ランキングによるとメガバンクの人気が復活しているようです。志望理由して「安定性」を挙げる学生が多いようですが、業務内容を知らないで銀行や証券、生保、損保に入ることはリスクが高いと思います。顧客の利益にならないことでも平常心で行えるのなら適しているでしょうが、一部の部署に配属されるラッキーなケースを除き多くの新入社員は入社後にがっくりすることでしょう。

今回は証券会社の従業員が減っているとのデータですが、証券以外にも銀行なども同様に減少していると思われます。金融関連の会社は30歳前半の人材の層にぽっかり穴が開いているのではないでしょうか。結局は一部の社員に負担が集中してしまうケースが多そうに思われます。


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