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不人気の個人向け国債 [FP]

財務省が「個人向け国債」について意識調査を行ったところ、余り嬉しくない結果が出たようです。

個人向け国債を知っている投資家は過半数を超え約56%だそうです。見方を変えれば過半数は個人向け国債の商品内容を知らないと言うことになります。個人向け国債を購入したことのない理由としては「金利が高くない」が約半数、「他の商品で十分」が約25%となっているようです。確かにインターネット専業銀行(例えば住信SBIネット銀行とか)では個人向け国債よりも高い金利の定期預金を扱っており、個人向け国債でなければいけないという購入理由がないのが現状です。

どうすれば購入するかについては、「金利を上げる。」「ネットで購入可能な会社を増やすなどの利便性向上。」「満期を短くする。」などが挙げられています。なお今年から新しく3年債が新発売されますが、固定金利のため人気は限定的でしょう。

個人向け国債10年債は金融の常識ではあり得ない商品です。市場金利が上がると国債の金利も上がるという独自の仕組みの裏には結局、タコが自分の足を食べているのと変わりません。最終的には国が責任を取るのでしょうし、個人向け国債の保有者もバックに国がついている安心感を買っているのかもしれません。ただ、こんな仕組みの国債を個人に買わせなくてはならないのは、それだけ財政が悪化している証拠だと見るべきです。

現在は、国内貯蓄で国債を消化できているから良いものの、今後は外国人が国債を買ってくれなければ行き詰る局面がやってきます。それに伴い国債の暴落、金利の上昇が起こるでしょう。日本の個人投資家が国債の下げ相場で儲けるには「債券ベアファンド」を買うか「CFD取引」を利用することです。CFDは非常に危険な取引だと見られている面もありますが、10年国債先物のショートができるなど、いざと言うときに力を発揮するかもしれません。いつかは訪れる国債暴落、金利急上昇に備えてCFDの仕組みを知っておいて損はないと思います。


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