為替介入で仙石氏失言？

本日、午前10時半頃、政府・日銀は約6年半ぶりに為替介入を行いました。ネットでは日銀に介入を求める声もあったのですが、正式には最初に決断をするのは財務省であり日銀はその支持に従って介入を行います。

なお、今回の介入は資金を吸収しない非不胎化（ひふたいか）という手段を取ります。言い換えれば一種の金融緩和だと言えます。おかげで明日の株式市場も期待できるかもしれません。（投資は自己責任でお願いします。）

現時点で介入規模は1兆円規模だと言われています。財源となる外国為替資金特別会計はまだ余裕がありそうです。ただ、資金が無限にあるわけではなく、日本単独の介入と言うこともあり、効果も限定的だと言われています。

その介入後の官房長官の記者会見の話です。記者に「82円が防衛ラインか」と言った趣旨の質問をされた仙石氏が否定をせずに暗に認める発言をしたことです。質問をする記者もどうかと思いますが、素直に答える仙石氏もどうかしてます。

自らの手の内を明かしては、ヘッジファンドなどの投資家との勝負で不利になる可能性もあります。久々の為替介入と言うということもあり、閣僚も自分の発言のリスク管理までは気が回らなかったのかもしれませんが。菅総理も含めて今後は気をつけてもらいたいと思います。