FOMCは予想通り

日本時間の夜中の3時半にFOMC（米連邦公開市場委員会）の声明が発表されました。大方の予想通り、現状の金融緩和は維持、場合によっては一層の金融緩和を考えるという内容です。

FOMC声明の予想を織り込んで21日の為替相場は円高に進みましたが、FOMC声明が予想通りだったことから一層の円高が進行。一時ドル円で85円を割り込みました。しかし、すぐに85円台に戻しています。日本の為替当局としては、85円は絶対に死守したいラインのようです。

ただ、現時点でも85円前半で推移しており、今日の東京時間の取引で85円を割る可能性も否定できません。楽観的な見方だと継続的な為替介入で円安になると考えられますが、短期の為替動向は正直わかりません。仮に85円を割り込むようだと大きく崩れる可能性ありです。

先日の3連休中に為替介入の安心感からドル円のロングのポジションを取った方は、今、がっかりしていることでしょう。正直、為替介入が始まってから一層、為替の流れが読めなくなってきました。日銀が恐くてショートもできない方が多いと思います。かと言って、日銀を全面的に信頼してロングでいいのか。一番賢明なのは、しばらくポジションを取らずに様子を見ることかもしれません。