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東証昼休み現状維持の可能性あり [FP]

東京証券取引所が行ったパブリックコメントによると回答者の7割が東証昼休みの「廃止」に反対とのことです。つまり、現状維持、もしくは妥協したとして昼休み時間の短縮を望んでいるようです。

先日、行われたネット証券によるアンケートでは、7,8割の回答者が、昼休みの廃止や時間短縮に賛成でした。ネット証券と東証の調査では結果が逆になったようです。

現状維持派の根拠は、昼休みを廃止したところで出来高は増えないという考えです。確かに前場の寄り、引け、後場の寄り、引けという4回の板寄せが、2回に減ると都合が悪いかもしれません。

また、数週間前の読売新聞に載っていた記事によると、米国では取引所に昼休みはないものの、トレーダは自主的に昼休みを取って、その間は取引を行わない傾向が強いそうです。寄り後1時間と大引け前の1時間、計2時間で合計の半分の売買が行われているそうです。昼時間は、薄商いとのことです。

日本の個人投資家の意見は、現状の昼休みには反対です。ただ、東証の出来高の大半を握る機関投資家がどう動くかがキーになると思います。結局、機関投資家が現状の制度のほうが使いがってが良いと主張すれば現状維持になる可能性が高いです。

仮に現状維持になった場合、メディアやネット世論は東証を批判するでしょうが、東証には判断の根拠となったデータを示してきちんと反論して欲しいと思います。
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