今週末ドルを持ち越すチャレンジャー

経団連会長が為替の協調介入を要請しているようです。ただ、流れは依然、円高基調です。その短期的な要因として挙げられるのが、米国の財政問題と日本のFX規制です。

米国が一時的にデフォルトする可能性が出てきています。仮にそうなればドルは暴落するかもしれません。急速な円高が進行するでしょう。

また、8月から日本のFX取引の最大レバレッジが25倍までに規制されます。今、それ以上のポジションを取っている投資家は手仕舞う必要があります。

円高が進行するたびにドル買いを行う投資家が次々と現れてきます。ここ数日もチャンスと見てドルを買っている投資家が相当数、いらっしゃるようです。

少なくても今週末、ドルを持ち越すのはリスクが高い気がします。8月に入る来週のドル円為替市場は非常に荒れた展開になる可能性があります。

もっとも、それを見越してドルを売る取引をしている投資家も多いと思います。しかし、日本の為替当局が介入を匂わせる発言もしています。介入がなければ予想は比較的楽なのですが。

こういう時は、むやみにポジションを取らないでじっと様子見をするのも一つの投資法だと言えます。