SSブログ

新紙幣の人選は納得 [FP]

ATMで圧倒的なシェアを持つ沖電気の広報でさえ事前に情報を得られなかった今回の新紙幣発行情報。

新元号ともに現在のSNS、携帯通信時代に情報漏れ対策には非常に気を使っているようです。

さて、今回の発表で紙幣印刷に関わる銘柄の株価が上がったと言うので今、確認したら確かにグローリーなどは大幅高な一方で小森コーポレーションは逆に下げてしまっていますね。

まあ2024年度とまだ先のことなので上がった株価もすぐ落ち着くのではないでしょうか。

新1万円札に選出された渋沢栄一はまさに適任だと思います。

ノーベル文学賞発表前になると書店チェーンの文教堂の株価が動くというアノマリーがあるのですが、今回の新紙幣発表では渋沢著の「論語と算盤」が売れるという連想は出なかったようです。

新元号が万葉集由来と発表された際には文教堂の株価は一瞬、動いたんですがね。

ちなみに渋沢栄一が創立に関わった一橋大学は新5千円札に選出された津田梅子創立の津田塾大学と非常に仲が良いです。キャンパス立地が要因だと思いますが。

1万円札の肖像が三田会(慶應義塾)から如水会(一橋大学)に移ることで慶應の塾生・塾員はがっかりするかもしれませんが、新千円札の北里柴三郎が作ったのが慶大医学部なので、その辺の配慮もあったのかもしれません。

2024年の時点で金利がどうなっているかわかりませんが、今のような低金利のままだと福沢諭吉のタンス預金が継続して眠ることになると思います。

逆に金利が上がればタンス預金が銀行に流れ紙幣の切り替えも進むと考えられます。

金利が上がると最悪、日本国の予算が組めなくなったり変動型住宅ローンで借りている人が苦境に立たされると言われますが、案外、金利が上がって昔のように銀行の利子がある程度付けば高齢者はタンス預金なんて止めて銀行に預け、銀行も運用が上手く行くんじゃないかとも思ったりします。

当然、金利上昇に伴うデメリットの大きさは経済学としてわかっているつもりですが、日本人独特の心理的には金利高のメリットもあるのではないでしょうか。

外国人の合理主義を元に海外で進歩した経済学が日本でそのまま適用可能なのか時々、疑問を持ちます。


現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

  • 作者: 渋沢 栄一
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2010/02/08
  • メディア: 新書



nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。