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ITによる合理化で生まれるブラックボックス [日常]

RPA(Robotic Process Automation)やAIが注目を集めています。

こうしたツールの導入は結局は人事に行き着き、業務フローを見直したらその業務自体が余り重要ではなかったという結果も出たりして、流行りのRPAで人員リストラが進んでいるようです。

昔、勤務していた頃、EXCELのVBAが組み込まれたファイルがありました。しかし、その時は会社は変革期で人の出入りが激しく、そのファイルを作った人でないと中身の仕組みがよくわかりませんでした。

同様のことはRPAやAI対応が進んだ頃に起きると思います。結局、ベテランや担当者が退職した結果、誰も自動化されたプロセスを覚えておらず、イレギュラーな対応などが出てきた時に立ち往生してしまうというケースが増えると思います。

会社によりますが、人の出入りが激しいと「引き継ぎ」も満足に行われないこともあります。引き継ぎの手順を文字に残しても実際に経験してみないと身に付きません。

RPAやAI対応は流行りですが、あくまでもツールであり使い方を間違うと後々、面倒なことになると最近、思います。

結局、導入時に引き継ぎや業務プロセスの記録などがしっかりできるかどうかなどIT導入担当部署だけでなく人事も大きく導入に関わるべきだと思います。

団塊世代が次々と現場から去っていますが、イレギュラーな対応が必要とされる業務については、きちんと前もって把握しておくべきです。

まだ社内の問題で済めば良いものの、ブラックボックスのせいで顧客にまで迷惑をかけてしまう障害が起きたら目も当てられません。

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