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ホワイトカラーの没落、ブルーカラーの躍進 [日常]

最近、大手企業のホワイトカラーの早期退職優遇制度が次々とニュースになっています。業務のIT化が一層進む中、いわゆるバブル時代に大量採用したけど役職についていない社員をどうするのかなどが人事の悩みだと思われます。

金融業界といえば安定していて高収入というイメージがありましたが、将来は不透明です。銀行はマイナス金利の中、運用がうまくいかず、強引な金融商品仲介も苦情が多発しています。

証券はネット証券が手数料引き下げの競争を加熱させており、高齢者が顧客の大手証券や地場証券のリテール業務はいずれ行き詰まるでしょう。

少子高齢化が進む中、生命保険に対するニーズも減ります。カーシェアリングが当たり前になってくれば損害保険会社も稼ぎ頭の自動車保険分野で打撃を受けます。

結局、ニコニコしているのは、そうした金融機関向けにシステムを提供しているIT企業、システム屋さんだろうと思います。

先日、新NISA制度の概要がリークされましたが、中身が複雑で、喜ぶのはシステム屋さんだけな結果になるでしょう。

ホワイトカラーがリストラに遭う中で意外と健闘しているのがブルーカラーと言われていた職種です。

ブルーカラーというより日本では「職人さん」と言ったのが良いのかもしれません。

例えば建設、建築業界だけでも現在、職人の高齢化が進み、若い職人に対する将来的な需要は根強いものがあります。中には名門大卒の一流企業と同じくらいの収入を得ている職人も少なくありません。

この傾向は日本だけではなく先進国では似たような状況のようです。職人よりITなどの華やかな業種に若い人が流れてしまう一方で、人気はないが需要が多い職人の給与が上がるは当然だと言えます。

今後は一部、IT関連のホワイトカラーと専門技術を持った職人のブルーカラーが稼げる世界になりそうです。あと医療関係者もしばらくは安泰だと感じます。

今年は台風も多く、千葉県南部を始め各地で大変な被害が出たようですが、ITがいくら進歩してもロボットには屋根の修理はできません。

介護にしてもロボットスーツが介助に役立つものの、人型ロボットが介護するなど私の生きている間には起きないと思います。

IT化やAIの進歩により多くの職種が消えると言われていますが、私は少し煽り過ぎだと感じています。

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