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ネット証券の新規口座開設数が急増していると言われるが。 [FP]

ここ数日、日本経済新聞や読売新聞で「ネット証券の口座開設数が急増している。」という記事を目にしました。

NISAやiDeCoの口座を開く方も多いようで、投資初心者も少なくないようです。

外出自粛や在宅勤務などで家にいるようになり、初めてネット証券で口座を開いて投資を始めた方は、ここ数日の株価上昇で利益が出ているかもしれません。

ただ、いわゆるビギナーズラックかもしれませんので定額給付金を全額つぎ込むなどの勝負はおすすめしません。

実体経済は悪く、将来の企業の利益予想も低いのに株価が上がるのはおかしいという意見の一方で、各国、地域が前例のない金融緩和政策をとっていて流動性が抜群だから企業利益など関係なしに株価は上がるという意見もあります。

現在の相場は後者の意見が支持されそうな雰囲気になっています。

ただ、ヒロポンを打ち続けている市場が上がり続けるとは思えません。米中関係がまた、きな臭くなってきました。コツコツ上げていても、下がる時は一瞬で下がります。

iDeCoや、つみたてNISAは時期に関わらず始めようと思ったらすぐに始めるべきだと思います。始めるのに適したベストのタイミングがいつかはわかりませんので。

一方、個別株投資は「待つのも相場」という時期もあると思います。このブログでキャッシュイズキングが当面の間、有利と前に書きましたが、こうも株価が上がってくるとどうしても個別株投資のポジションを取りたくなる方も出てくると思います。

正直、今後の株価はわかりません。金融緩和による過剰流動性によって新型コロナ流行前の株価水準に戻すどころかその値を越えてくることはありえないと言い切れません。いわゆるバブルです。

そうなると冒頭で書いたようにネット証券で新規で口座を開き、個別株投資を始めた方は大勝利となります。

ただ、相場はそう甘くはありません。勝ったらスパッと止めれればいいですが、勝ちの余韻から次々とポジションを取り最終的にはドカンと大損をします。9勝1敗なのに1敗のダメージにより相場から退場するはめになります。

「貯蓄から投資へ」と言われている中で新規の証券口座数が増えるのは喜ばしいことですが、最近、投資を始めた方には、一時期な含み益に喜ぶだけでなく、今後も相場の勉強と経験を重ねていって欲しいです。

それはiDeCoやつみたてNISAを始めた方にも言えます。投資信託の積立投資の基礎を把握していないと下落相場の時に不安になってしまいます。

最後に一言。家族分の定額給付金をつぎ込んで信用取引や日経平均先物ミニなどに手出しすると痛い目に遭うかもしれませんのでご注意を。

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