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選挙戦も時代とともに変化する [日常]

かつて選挙といえば川上から川下まで小規模な演説会を何度も行うといった田中角栄式手法がブームでした。

うちの千葉県の選挙区の利根川を越えた茨城県の選挙区は中村喜四郎という負け知らずの代議士がいるのですが今でも角栄式の選挙戦を踏襲していると聞きます。

うちの千葉の選挙区は縦に長く北部に行くほど人口も少なく投票率も悪いです。従って候補者は人口の多い南部を中心に選挙活動をするのが合理的です。

今回の衆議院選挙では私が在宅中にまだ選挙カーが家の前の道を通っていません。実に静かで良いものです。

代わってSNSを活用した選挙戦が活発になっているようです。選挙に行く人ほどSNSを使っているはずという私の偏見もありますが、確かに今のガソリン高で選挙カーを走らせるよりSNSを活用したのが効果が高いはずです。

ちなみに市議会議員や県議会議員の後援者として、その政党の名簿リストに名前があると候補を宣伝する封筒やハガキが届くことがあります。

多くの家庭で名簿リストに載っている支援者(特に70、80代以上の方)は既に亡くなっていることも多く、亡くなった親宛に郵便物が届くのは「なーんにも考えてないのか、事務的だな」と一瞬、思ったりします。

まあ亡くなった父宛とはいえ、もらって嬉しい面もあるのですが。

選挙カーや郵送物より、SNSや人通りの多い場所での有名な候補による応援演説を頻繁に行う方が現代の選挙戦のようです。

期日前投票は行われていますが、来週が投票日です。おそらく低投票率の選挙になると思います。数として自公は減らし野党が少し伸びるのでしょう。もっとも自公政権に変わりなしです。

新しい資本主義を掲げる岸田氏の考え方と野党の考え方は似たような面もあるなと思うのですが、結局、どこの政党が主導権を握っても「今の日本でやるべき政策」の方向性は変わらないなと思います。

ただ「今の日本でやるべき政策」に目をつぶってしまっているのはどの政党も同じです。

野菜価格は手頃ですがエネルギー価格は高くなりそうです。協力金が終了したと同時に店を畳む飲食店も出てくるはずです。

そのうちコロナ融資の返済が開始になり、将来的にはインボイス制度も導入されます。後継者不足や社保完備の徹底などもあり多くの事業者が廃業していくことでしょう。

廃業数が急増することにマスコミは大騒ぎするのが目に見えてますが、政権には新規産業を育成して雇用を吸収する姿勢は崩さないで欲しいものです。

前途多難ですが、選挙後、岸田政権にはコツコツと課題をこなして欲しいです。ああ、まずは選挙ですね。

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