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ハロウィンとゾンビ企業 [FP]

今日はハロウィンだそうです。恥ずかしながら私はハロウィンが何なのかよくわかっていません。

さて、ハロウィンのコスプレでゾンビの姿を見かけることがあります。投資の世界でもゾンビ企業という言葉があります。

例えば日本国内インデックスで日経平均かTOPIXかで迷った際に、TOPIXだとゾンビ企業にも投資をすることになると言われたりします。

私はより分散の効いたTOPIX派なのですが、ゾンビ企業という言葉の定義にも色々とあるようです。

ゾンビ企業で検索すると「経営が破綻しているにもかかわらず、銀行や政府機関の支援によって存続している企業・会社のことである」と書かれていますが、通常では時代に遅れを取り十分な収益を生んでいない企業のことを言っているような気がします。

TOPIXはゾンビ企業にも投資をするという件ですが、ゾンビ企業は今の時代、企業活動が継続できるとは思えません。必ず経営合理化が進むか、市場から退場するかの道をたどると思います。従ってTOPIXがゾンビ企業に投資するということにそれほど恐れることはないと思います。

むしろ日経平均に採用されていた大企業の中ほど定義に当てはまるゾンビ企業が多く生まれているような気さえします。

さて、下部の動画はバブル時代のフジテレビ「オレたちひょうきん族」の一場面です。当時はクリスマスは日本でも根付いてきていましたが、ハロウィンはほとんど知られていませんでした。

そのような時代背景の中、ハロウィンを意識してユーミンに魔女のコスプレをさせている当時のフジテレビの時代を引っ張る意識の高さに感心します。

日本テレビがテレビ朝日に月間視聴率で負けたようです。テレビ界のかつての雄、フジテレビも今や業界のゾンビのような位置まで一時は落ちてしまいましたが、また復活してくれることを期待します。

景気も企業業績も「循環」というものがあると感じます。


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増税対策のプレミアム商品券に所得制限 [FP]

最近はテレビ欄も折込チラシもネットで見られるので、情報の遅い新聞を解約するか値段の安い新聞(東京新聞)に切り替えようか考えています。新聞が軽減税率の対象って変ですわ。

そもそも軽減税率の存在自体が混乱を生む原因になっています。強く主張した公明党は個々の議員の能力は高いと思いますが、政党としての組織としては今後、日本社会を混乱させてしまう責任は感じているのでしょうか。

さて、消費税増税の緩和策としてプレミアム商品券をまた配るようです。今回は所得制限をかけるとのこと。

報道によると世帯収入500万以下に絞り、住民税非課税世帯は更に優遇するとのことです。

プレミアム商品券に所得制限をかけることは使用する際に周りに引け目を感じる人も出てくるのではないでしょうか。生活保護が現物支給ではないのと同様の心理です。

だから所得制限をなくして私にもプレミアム商品券くださいと言いたい訳ではないのですが、来年10月の消費税増税は景気への影響以前に色々と社会的な混乱を生むと思います。

確かに消費税は所得が高いほど痛みが少ないと言われています。

ただ、軽減税率などという混乱を招くことは止めて、しっかり一律で10%取って、きちんと社会保障改革の道筋を公表して、その原資にすべきだったと思います。

話がずれますが、よく消費税8%への増税が不況を招いたと言われていますが、真の原因は社会保障費の急増です。

消費税が2%上がるかどうかで揉めている一方で、現役世代の支払う社会保険料は右肩上がりで増加してきました。

厚生年金の負担率については法的な上限に達しましたが、今後の法律改正でまた新たな上限が設定されることも否定できないし、大手企業の健康保険が解散して協会けんぽに移る件数も増加すると考えられます。

マスコミは消費増税は大騒ぎするのに、何で社会保険料については口を閉じているのでしょうか。軽減税率のために魂を売った新聞には無理だとしてもテレビ辺りで取り上げてもらいたいものです。

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iDeCoの小規模企業共済等掛金控除証明書が届く [FP]

遅くても今週末にかけてiDeCoに加入している方で勤務先経由ではなく自分の銀行口座から引き落としをしている方の元に「小規模企業共済等掛金控除証明書」というハガキが届くはずです。

自営業者(国民年金1号加入者)が確定申告で使用する国民年金保険料を支払っている証明書(日本年金機構から来る青いハガキ)がありますが、下の写真のハガキもiDeCoの小規模企業共済等掛金控除において年末調整もしくは確定申告で必要になりますので無くさずに保管しておきましょう。

なお、今年の後半にiDeCoに新たに加入した方は、年明けに確定申告に間に合う時期までには、このハガキが届きます。

iDeCoのメリットとして大きく宣伝されている掛金控除ですが、自動的に控除される訳ではなく年末調整もしくは確定申告という手順を踏む必要があるので忘れずに手続きを行ってください。

iDeCo2018.png




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市の特定健康診査に引っかかる [日常]

自営業やフリーランスで法人化していない方は市区町村の国民健康保険が実施する特定健康診査のシーズンだろうと思います。男性だと胃・肺・大腸などのがん検診、血液検査などが無料、もしくは少額の負担で受けられます。

私は去年、胃と肺は異常がなかったので今年はパスして2年に一度とすることにしました。

代わりに大腸は、母親が大腸がんで亡くなっていることもあり毎年、便潜血検査を受けています。

今年は便潜血検査で2日間とも陽性反応が出てしまい2015年以来の大腸内視鏡検査を受けることになりました。2015年時点では大腸ポリープが5つほどあったものの、小型だったため切除はせず経過観察となっています。

今回も大腸ポリープが原因なら良いのですが、仮に癌と診断されたら人生設計が大きく変わります。

また血液検査の血糖値とヘモグロビンa1cが基準より高いため眼科で眼底検査を受けることにもなりました。糖尿気味の場合、最悪、失明する可能性があるので要注意です。

ここ数年、眼科には通っていないので良い機会だと思って診察してもらう予定です。目の網膜などに異常がないことを祈ります。

40代になると老眼が進んだり、健康診断で異常値が出るなど徐々に老化しているなと実感します。

消費税10%実施が決まり心理的に10%という数字は計算しやすいので消費は落ち込むと思います。1割掛ければ良いのですから計算し易いのが裏目に出るはずです。そのため一層、将来不安に向けた貯蓄が進むと思います。

ただ最近、思うのですが、私もiDeCoやつみたてNISA、銀行の積立定期などで将来への積立をしていますが、将来への対策も大事だが、本来、「お金」って使ってこそ意味があるものだよねと感じています。

将来に向けてお金を貯めることは必要ですが、現在の効用を極端に抑えるような節約も考えものだと思います。

万が一、大腸内視鏡検査で最悪な結果が出たら、もう少し自由に「現在」にお金を使おうとも考えています。

とは言っても大したお金のかかる趣味もないので、そんなに出費はしないでしょうが。

話は戻りますが、健康診断は面倒がらずにきちんと受けることをお勧めします。健康第一、お金は第二です。

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世界経済入門【野口悠紀雄著】 [書評]

昨年、出版された日本経済入門の姉妹版という位置づけのようです。

日本国内で生活していては、なかなか実感できない世界経済の現在の流れを知ることができます。

残念ながら日本にとって暗い話題ばかりが書かれています。しかし、それが現在の世界経済の現実だとも言えます。

本書に「リープ・フロッグ」という単語が何度か登場します。カエルが飛ぶように後進国が最新技術を活用して一気に先進国に追いつき追い越していく意味らしいのですが、現在の世界経済ではこのリープ・フロッグが到るところで起きていると感じます。

日本の高齢者は中国と言うと安かろう悪かろうの製品を作っているという古いイメージを持っているかもしれませんが、アリババ、バイドゥ、テンセントのような最先端企業も存在しますし、技術的にも日本を既に越えている企業も存在します。

またアフリカでは固定電話網は発達していない代わりに携帯電話が急速に広まっており、日本以上にキャッシュレス化が進んでいる国もあります。分野によっては日本がアフリカに負けているのです。まさにリープ・フロッグです。

日本の技術力は高いと言われています。iPhoneの部品の多くは日本製で米国で企画・設計して日本の部品を用いて中国で組み立てているのが現状です。

ただ、いつまでも日本の技術力が世界で通用するかは不透明で、他国の追いついてくるスピードは目に見張るものがあります。

野口教授は先進国は製造業を卒業して金融やIT産業に移行すべきだと出版されている自書で何度も繰り返しています。

ただ金融やIT産業は期待されているよりも多くの雇用者を産まない産業でもあります。

確かに米英は金融やIT産業が国を引っ張っていますが、格差が急拡大しています。そのような問題にどのような対策が出てくるのかが注目されます。

暗い話題が多い日本ですが、日本こそ最新技術を活用して再びリープ・フロッグを引き起こして世界経済の先端に飛び出てもらいたいと願っています。


世界経済入門 (講談社現代新書)

世界経済入門 (講談社現代新書)

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/08/22
  • メディア: 新書



日本経済入門 (講談社現代新書)

日本経済入門 (講談社現代新書)

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: 新書



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最近、モックンの投信宣伝が多くないですか? [FP]

日本郵政の「ゆうちゃん」こと本木雅弘さんの宣伝する、ゆうちょ銀行の投資信託の宣伝を最近、ネットでよく見るようになりました。

最近のWEB広告は各ユーザの閲覧履歴やクッキーを利用して最適な広告を出しているとのことなので、すべてのYahooユーザに緑のモックンが出ているのかはわかりませんが、少なくても私の場合は最近、緑のモックンだらけです。

試しに広告をクリックしたところ、ゆうちょ銀行の投信を取り扱う店舗に誘導するサイトにつながります。そこでゆうちょ銀行のサイトを訪れて投信の人気売上げランキングなるものを見たところ、そっと画面を閉じました。

ランキングはネット証券のそれとは明らかに異なるものでした。

自分で勉強して商品を自ら選択しているネット証券の顧客とゆうちょ銀行の営業マンから商品を購入する顧客はきっと属性が違うのでしょう。

ゆうちょ銀行はiDeCoも取り扱っていたので、内容を見てみましたが、運営管理手数料でこれまたネット証券には太刀打ち出来ないと思います。もっともネット証券にはない対面の人による説明が欲しい方には、ゆうちょ銀行でのiDeCoはありかもしれませんが。

ゆうちょ銀行だけでなく日本中の地銀の人気売上投信ランキングもネット証券のそれとは違い、ゆうちょ銀行と似たようなランキングだと思います。

「銀行や郵便局が売るものだから安心だ。」と高齢者は思いがちで高齢者は投信の基本書などを読もうともしませんが、ここは息子さん、娘さんが親御さんの投資商品に口出し(アドバイス)しても良いのかもしれないと感じました。

もっとも私は低コストのインデックス運用商品を勧めますが、ゆうちょ銀行の顧客が納得して商品を購入している以上、それはそれで良いのだろうとも思います。説明に納得して買っている訳ですからね。

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