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令和になったが気分が晴れない [日常]

新天皇陛下が御即位され令和の時代が始まりました。

読売新聞が先月26日から28日に実施した世論調査によると令和の時代の日本が「良い方向」に進むと思うと答えた人は58%いて、「悪い方向」に進むと答えた17%を上回りました。

是非とも読売新聞には1ヶ月後に同様の調査をもう一度、実施していただきたいです。

残念ながら5月20日(月)発表の四半期GDP速報で衝撃的なひどい数字が出る可能性があります。

6月の日銀短観次第で選挙がどうのこうのと発言した国会議員もいるようですが、本当に消費増税はどうなるのでしょうか。

もう準備をしている事業社も多いので今更、また延期で選挙しますって流れでは混乱すると思います。

仮に消費増税を延期するなら中長期的な視点を示さないと結局、低投票率の選挙で終わりそうです。

自公政権が今後も長く続くと思いますが、仮に政権交代がまたあった場合でも政治としてやるべきことは、どの政権でも同じで結局、どの政権も将来へのクラッシュまで先延ばしにすると思います。

例えば社会保障費を削減するなど政治家が言おうものなら、弱者いじめだと批判されて選挙で落選の恐れもあります。シルバーデモクラシーならなおさら、そのような流れです。

過去の日本は外圧を口実に変革を行いましたが、次の口実は恐らく「金利」の責任にされると感じます。

まだまだ日本で低金利が続くとの見方が主流ですが、流石に令和の時代のいつかには金利が動き出すと思います。

消費増税で揉めている最中、社会保障負担はまともな議論を経ずにどんどん引き上げられており、現役世代の実質賃金は減っております。

新元号が始まり、私も明るい時代を希望しますが、冷静に将来を考えると悲観的にならざるを得ません。

昭和から平成に代わった時、私は中学生でしたが、世の中はバブルの後味が残っていました。中学校の卒業式が終わり教室で最後に担任の教師が言ったセリフが「これから景気が悪くなるから頑張って生き抜け」といったような内容でした。

高校に入ると今度は授業中に英語の教師が「最近、東京のネオンの勢いが落ちている」とおっしゃっていました。

大学時代に塾講師のアルバイトをしていた時にバイト先の亀戸駅前の山一證券支店のシャッターが下ろされ、その後、金融危機が日本を襲いました。

今の40代は「勝ち」を知らない世代です。従って他の世代に比べて慎重でしょうし無駄な消費もしないかもしれません。

「勝ち」を知らない世代が社会を引っ張る令和の時代がどうなるのか、私もできるだけ長生きしてこの目に焼き付けたいと思います。





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