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最低賃金引上げのマニュフェストが流行り [日常]

参議院選挙を前に各党が公約を発表しています。与野党、立場によって公約は異なりますが、共通点もあります。最低賃金の引上げです。

1000円、1300円、1500円など党によって違いますが、デービット・アトキンソン氏の主張が効果を生んだのでしょうか。

一方、一足先に最低賃金の引上げを行ったお隣韓国は人件費抑制のため解雇が頻発して失業率アップです。アトキンソン氏は韓国のような急激な賃上げでなく日本では徐々に進めるべきだと主張されています。

自民党だけでなく公明党、共産党なども中小零細企業の経営者の支持者が結構いるはずです。

最低賃金引上げはそうした支持層に対してはマイナスに働くでしょう。

結局は最低賃金引上げが行われたあかつきには、引上げ分を税金で補填するというような馬鹿げた政策を取るのだろうと思います。

最低賃金引上げを行うということは生産性の低い中小零細企業・個人商店を一気に廃業に追い込みます。

その痛みに対する将来の策も、ろくに考えずに各党が最低賃金引上げを謳っているのはいかがなものかと思います。

もっとも働く側にとっては最低賃金引上げは良策だと言えます。ただ、韓国の二の舞にならないようにうまい具合に法案を作って欲しいです。


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大腸憩室炎で治療を受ける [日常]

6月9日(日)の昼に突然の腹痛。とても動ける状態ではなく救急車を呼ぼうかとも考えましたが、我慢して横になっていたら少し軽くなりました。

その後も痛みは続き、熱もあり、右下腹の痛みだったことから虫垂炎(盲腸)を疑い、月曜日に総合病院へ行きました。

CT、レントゲン、腹部エコー、血液検査などの結果から虫垂炎ではなく大腸憩室炎とのことでした。

人によっては大腸に凹みがある体質の人がいて、そこにばい菌が入って炎症する病気のことを大腸憩室炎と言うようです。

発病後、数日は歩くたびに腹に激痛が走り夜も満足に眠れませんでした。

先生からは入院を勧められましたが、通院で月~金曜日で抗生物質の点滴を各日1時間受けました。1週間、絶食です。

金曜日の血液検査で白血球などの数値が下がっているようで痛みも軽くなっていたので治療は終了。

その後、5日間分もらった内服の抗生物質を飲みきってなんとか元の状態に戻りました。

季節の変わり目、特に梅雨ということで食事やキッチン周りの清潔さには特に気を使ったのが良いかもしれません。

大腸憩室炎は体質上、再発することもあるようなので私もキッチン周りの掃除はきちんとしようと思いました。

めったにお腹を壊さないので慢心があったのでしょう。もう、あの激痛はごめんです。

久々の病院にて感じたことは以下のエントリーを御覧ください。

https://miyaki-fp.blog.so-net.ne.jp/2019-06-14



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老後の必要資産は人それぞれ違う [FP]

老後に必要な資産が2000万だの3000万だの数字が独り歩きしている気がします。

当然、人それぞれ必要な老後資産は異なります。自営業者で老後も働いている方もいるし、定年まで会社員として働き、老後の厚生年金が手厚い方もいます。

都心で生活して年に数回、旅行を楽しむ引退後の夫婦もいれば、ポツンと一軒家でほぼ自給自足の生活をする夫婦とでは老後に必要な資産は当然、大きく異なります。

あまり2000万だの3000万だの数字に惑わされずに自分で計算してみることです。

ねんきん定期便や日本年金機構のサイトで将来、もらえる年金がある程度、把握できます。

後は老後の生活スタイルから支出の予測をして足らない分を今からでも積立で準備するべきです。

老後に頻繁に旅行に行くのなら別ですが、それほどお金にかからない趣味を中心に生きていくのなら役所が発表するような資産は十分すぎるかもしれません。

「人生100年時代」だの「老後必要資産が2000万円」だの金融機関の営業にとって都合の良いキーワードが次々と生まれています。

外貨建て生命保険に対する苦情が急増しているようですが、金融機関も販売手数料を稼がなくてはいけないので営業に必死です。

一部で営業ノルマの廃止に踏み込む金融機関も出てきているようですが、結局はコストの高いラップ口座を勧めて預かり残高を増やして評価されるなど顧客重視かと言われればそうでもない気もします。

NISA、つみたてNISA、iDeCoを通して資産形成を行っている層と、投資を毛嫌いする層で2極化してしまい、今回の2000万円騒動で一層、その差は広がる気がします。

そもそも長生きすることはお金がかかることでもあります。そのための年金制度だと言われればそうですが、今の年金制度は人生100年時代を想定して作られていません。

もっとも賦課方式である現在の年金制度が破綻することはないでしょう。(将来の支給額は下がるでしょうが制度は維持できます。)

このブログを読んでいる方はNISA、つみたてNISA、iDeCoをすでに利用しているか興味を持っている方だと思いますが、今後も積立を続けて行きたいものです。

金融庁が本当に言いたかったのはそこでしょうから。

今回の騒動で年金制度や資産運用に不安を持った方は下記の本がお勧めです。


人生100年時代の年金戦略

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  • 作者: 田村 正之
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
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医療現場の職員には頭が下がる [日常]

大腸憩室炎という病気のためしばらくブログの更新ができませんでした。

治療のことは後日書くとして久しぶりに民間の大きな病院へ行った感想です。

本当に医療現場の職員の方には頭が下がります。恐らく、昼飯抜きの職員も多く、取っていても、かき込むような食事だと思われます。

層の厚い団塊世代が病気になるようになり、今後の病院は一層、忙しくなると考えられます。医者も看護師も圧倒的に足りなくなるのは目に見えていると思います。

民間の病院なら賃金の引き上げでなんとか一部、報いることができるでしょうが、大学病院等では無給医という医者が存在するようです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190614/k10011952121000.html

最近は病院に保育所を作り看護師の復職を手助けする病院が増えています。医師に関しては医師不足と言われる中、なぜ医学部定員があまり変わらないのかなど医師会や医師たちの都合については正直、私はよくわかりません。

ただ将来の医師余りを心配するより眼の前の高齢者や団塊世代による医療現場の危機をなんとかしないと不味いのではないかと病院でふと思いました。

コーヒーのWONDAのCMで「最近、忙しくて」というタクシー客の神木隆之介に運転手のビートたけしが「忙しいってことは必要とされていることだよ」と話すシーンがあります。

今の医療現場は患者を救うという医療人としてのモチベーションによってギリギリ維持できているのではないでしょうか。

話は飛びますが人気ドラマのドクターXが復活するそうです。「私、失敗しないので」が決め台詞の人気シリーズですが、組織内の争いを描くなら医療現場の危機を新作では描いてもらいたいと思います。




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