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NISA制度の恒久化、残念ながら見送り [FP]

投資家から強い要望の出ていたNISA制度ですが「金持ち優遇」との指摘があり恒久化が見送りとなりました。

一方で若い世代の利用が多い「つみたてNISA」については期限の延長を議論するとのことです。

国は将来への資産形成を自助である程度、行って欲しいと言っておきながら足を引っ張っている気がします。

iDeCoにしても現在、凍結されている特別法人税の扱いが今後、どうなるか不明です。

またiDeCo受取時の一時金での受け取りでの退職所得控除額や年金での受け取りでの公的年金等控除額を厳しくしようとする意見も出てきました。

掛金拠出時の控除があっても受取時に増税ではiDeCoの魅力も薄れてしまいます。

話はNISAに戻りますが、NISAは年間120万円の上限となっており比較的、高齢者の利用者が多い言われています。

一方でつみたてNISAは若い世代の利用者が多いです。

本来ならNISA、つみたてNISA両方とも恒久化、少なくても若い世代に活用されている、つみたてNISAの恒久化を実現させるべきだと思いますが、片方(つみたてNISA)だけを優遇する訳にも行かないのでしょう。

結局、つみたてNISAも恒久化ではなく期限の延長という曖昧な決着となりました。

NISA恒久化見送りの理由が「富裕層優遇」だからと報道されていますが、年間最大120万円が富裕層優遇に当たるのかは意見が分かれると思います。


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