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WOWOWの経済ドラマにハズレなし [日常]

WOWOWが年初に放送したオリジナルドラマ「トッカイ 不良債権特別回収部」のレンタルがいつの間にか開始になっていたので借りて観始めました。

先日、Twitterで目にして興味があった「平成金融史」という本を読んだばかりなので一層、トッカイが面白いです。

自分の人生を振り返ってみるとバブルの頃は小中学生、高校時代にバブル崩壊が明らかになり大学時代に拓銀や山一の件がありました。

その後、ITバブル崩壊、東日本大震災、新型コロナウイルス蔓延と続いて来ましたが、いわゆるアベノミクスと呼ばれた金融緩和以降、日本で大きな金融危機が来ていないのが気がかりです。

金融危機が来ない分には良いことでしょうが、新型コロナ向けの大量融資の今後の動向次第で、地銀などが発端の危機が起きないか心配です。

一部でコロナ融資の徳政令を期待する声もあるようですが、「正直者がバカを見る」判断は政府に避けてもらいたいものです。借り主は辛いのはわかりますが。

さて27日にオンラインで開催されたジャクソンホール会議での目新しい発言はなく、米国株価はS&P500とナスダックで最高値を更新。

将来、必ず来るテーパリングでなるだけ相場にダメージが出ないように上手くやってくれることを期待します。

日本ではコロナ融資の返済時期とインボイス制度の導入時期が重なります。インボイス制度に反対する一部の人達の気持ちもわかりますが納税義務を果たすのは当然なので制度導入は仕方ないと思います。

最低賃金も今後益々上がり、後継者不足も絡んで廃業するところが増えるはずです。

自民党総裁選で菅総裁が継続するのか代わりの誰かが選出されるのか現時点では不明ですが、衆議院選挙後は政権交代など起きずに自公、もしくは自公維の体制で進むと思われます。

誰も敗戦処理のワンポイント総理などやりたくないはずです。鈴木貫太郎でさえ天皇陛下の「お願い」で仕方なく総理になったぐらいですし。

話が飛びまくり申し訳ありません。話は元に戻り、WOWOWの経済ドラマはハズレがなくどれも楽しめます。

民放の地上波では医者や弁護士、警察もののドラマばかりで経済ドラマは数字が取れないのでしょうが、制作資金潤沢なWOWOWには今後も定期的に経済ドラマを続けて欲しいです。


平成金融史 バブル崩壊からアベノミクスまで (中公新書)

平成金融史 バブル崩壊からアベノミクスまで (中公新書)

  • 作者: 西野智彦
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2019/10/11
  • メディア: Kindle版



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Phantom【羽田圭介著】 [書評]

私はあまり小説は読まず、読んでも経済小説なのですが、例外で羽田圭介氏の著書はなぜかよく読んでいます。

本書の内容は「米国株の積立投資でFIREを目指す独身OL、一方で有り金を使いオンラインサロンにハマる主人公の彼氏」の対照的な生き様が描かれています。

羽田氏と言えば芥川賞受賞者である一方でテレ東系列でバスの旅番組にレギュラー出演していたなど幅広く活躍されています。

裕福な層から一般的な若者の生態まで幅広く把握している点が羽田作品が面白い要因だと思います。

本書は後半に一気に作風が変わり怒涛の展開を見せます。私はオンラインサロンというものに入会したことがないので実際に「オンラインサロンがどういうものか」について知識がなかったのですが、なんとなく雰囲気は本書で掴めました。

本書ではオンラインサロンを(多分)誇張して描いているのだと思いますが、今後、本書に出てくるようなサロンが生まれる可能性もないとは言えない怖さを感じました。

羽田氏は週プレで投資に関する定期連載をしていただけあって投資に関する記述は頷く点もありました。

FIREを目指して質素な生活をしていても明日、死んでしまうリスクもあります。一方で有り金を使って「今」を楽しんでも思い出だけ残って惨めな老後を送るリスクもあります。

この辺の対立するテーマを様々な出来事でところどころ読者に問うていますが、答えは個人それぞれによって違うでしょう。

個人的には主人公のように質素な生活を心がけ投資に資金を回す一方で、使うときには惜しげもなく資金を投入する価値観に共感します。

このブログでも前に書きましたが、お金は使ってこそ意味のあるものです。若いうちからFIREを目指して質素な生活をしている方もいるようですが、自己投資やPCなどのIT機器、SaaS等のソフトウェア(商売道具)にはある程度の資金は投入すべきだと感じます。

数時間で読める厚さですのでFIREやオンラインサロンに興味のある方にはオススメの本です。


Phantom (文春e-book)

Phantom (文春e-book)

  • 作者: 羽田 圭介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2021/07/14
  • メディア: Kindle版



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おじさんの私と学生さんとでは時間の価値が違う [日常]

8月に入り東京の新規陽性者が5千人を超えるようになりました。今週末に6千人に届かないことを祈ります。

多くが20代、30代の感染だとデータが出ており、若者がウイルスを撒き散らかしているとの批判もあるようです。

一方、尾身会長は「若者に責任があるのでなくウイルスの特性の問題」と若者を擁護しています。

4-6月期の「大豆田とわ子と3人の元夫」というテレビドラマが面白かったので、同じ脚本家が作った「花束みたいな恋をした」という映画を昨日、観ました。

内容は私の学生生活とは無縁の世界であり、あまり感情移入はできませんでしたが、鑑賞後に今の大学生が可愛そうになりました。

今の大学生の日常は詳しくは知りませんが、大学の学費に見合った学生生活は送れていないと思います。

学生時代の時間と今やおじさんとなった私の1年とでは時間の価値というか密度が全然違います。

自粛疲れとともに若者が街に繰り出していると聞きますが、外国のようなロックダウンを実行しない限り、その自粛疲れの流れは変わらないでしょう。

ちなみに私は外国のようなロックダウンには現時点では反対です。そもそも既存の法制度で可能なのかも不明です。

若者もおじさんも苦しいのは同じだと言われると思いますが、やっぱり学生さんが気の毒です。

お子さんの夏休みが終わると家庭内感染が増加して一家感染のリスクが上がるはずです。

TBSは「花束みたいな恋をした」を今冬にでも地上波放送するのかもしれませんが、それを観た若者は街に繰り出すことでしょう。

若者が可愛そうだと思う一方で、ワクチン以外の体制作りが上手く行くように期待しています。


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ファイザーワクチン2回目接種の感想 [日常]

11日(水)にファイザー&バイオンテック製のワクチン接種2回目を受けて来ました。

Twitterなどでファイザー、モデルナ共に2回目の接種後に高熱が出る人が結構いるとの情報を得ていたので念の為、薬局でアセトアミノフェンの錠剤を購入しておきました。(結果として使用しませんでした。)

1回目もそうだったのですが注射の際に痛みはなし。あれっ、本当に刺したのって感じの感覚。2回目も打ったのが9時過ぎだったのですが、9時間後から打った部分に痛みが出て昨日12日の夕方まで肩の痛みというか違和感がありました。

11日の9時過ぎに接種して9時間後の夕方18時に37.1℃の微熱が出たものの寝たら次の日の朝には平熱。ただ12日の夕方にまた微熱が出て37.3℃まで上がりました。

ただ昨日は涼しかったので窓を開けて風に吹かれていたらいつのまにか微熱も治まりました。

2日後の今日は朝から平熱。食欲は接種した11日から特に変化なしです。

結論は人によって副反応はまるで違うということ。モデルナの方が熱が出やすい傾向が見られる気がします。その代わりデルタ株に対してはモデルナ製のが効果が高いと今日、ニュースで見ました。

私の場合は打った箇所の痛みと37℃前半の微熱が少し見られた程度で副反応は今のところ終了です。

この程度で済むなら3回目のブースターも時期が来たら接種しようと考えています。

先日、Amazonの書籍ランキングを見たらワクチンに否定的な書籍が1位になっていました。接種したくない人の気持もわかりますが、メリット、デメリットそれぞれ考慮して判断して頂きたいと思います。

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火災保険を利用しようとする業者の営業が来た [日常]

今日は関東では強い南風が吹いています。風による被害が少ないと良いですね。

先程、玄関のチャイムが鳴ったので出たところ、男性の調査員と名乗る方がいて「家の不具合を火災保険で修理できます。」と言った趣旨の話を始めました。

私は最近、火災保険を理由にリフォームをさせ後で揉めるケースが増えていることをニュースで知っていたので途中で話を遮り帰ってもらいました。

最近は新聞を購読していない高齢世帯も多く、火災保険を活用してリフォームできるのならと助平心を出して後で揉める高齢者が出ないか心配です。

確かに火災保険(多くが住宅総合保険だと思います。)をよく調べると天災の場合に修理にかかった費用を保険で賄うことができると約款に書いてあります。

最近はこのケースを悪用して保険金を引き出す業者が増えてきているようなので損害保険会社も厳しい態度に変わってきているはずです。

もちろん今日のような強風で家に被害が出たのなら保険をしっかり利用するべきです。ただ、既存の悪い点も含めてリフォームをして全部、保険で賄えますって業者は危険なので、そういう営業マンらしき人が来たら注意が必要です。

うちは古い家なので玄関にテレビドアホンは付いていないのですが、こういう営業が来るとテレビドアホン付けようかなと思ったりします。

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狼中年の意見も無視してはならない [日常]

某週刊誌が先月末に京大の8割おじさんこと西浦教授が「8月中に東京の新規陽性者が5千人を超える。」と発表したことに対して皮肉めいた記事を書いていましたが、今回は西浦教授に軍配。

私はファイザー&バイオンテック製ワクチンの1回目を打ちましたが、人口の多い自治体ほどワクチン接種の遅れが目立ちます。まだ1回目すら予約できない方も多いのではないでしょうか。

政府が悪い、総理が悪い、医師会が悪いだの誰かの責任を追求しないと気が済まない方が多いのはわかりますが、まずは自分にできる基本的な対策を徹底して自分の身はできるだけ自分で守るしかないでしょう。

日曜日にはオリンピックの閉会式が来ます。あっという間でしたね。今度は24日からパラリンピックです。

一部でパラリンピックを中止にすべきとの意見もあるようですが、オリンピックを開催した以上、パラリンピックも予定通りだと思います。逆に中止にすると障害者差別だと話が大きくなって収拾つかなくなります。

狼中年と揶揄されていた西浦教授ですが、日本にはもう一人、注意する狼中年がいます。

元参議院議員の藤巻健史氏です。(年齢的には中年を超えていて高齢に当たりますが狼中年で通します。)

このブログを見ている方は藤巻氏の経歴はご存知だろうと思いますが、藤巻氏の最近の発言だと日本の財政再建はもう手遅れでいずれハイパーインフレが来るだろうとおっしゃています。

MMT理論の信仰者などから現時点で藤巻氏はバカにされていますが、将来、藤巻氏がお亡くなりになった後に彼の主張通りの展開が訪れるかもしれません。

私はiDeCo(イデコ)、つみたてNISAともに全世界に分散させて積立を行っていますが、将来、為替がどっちに動くのかはわかりません。

ハイパーインフレが起きて円安進行という教科書通りに進まない可能性もありますが、少なくとも藤巻健史氏の発言をバカにするより心の隅に置いておく方が良いと思います。

統計医学と経済学の予想は全然、違うよとの反論もあるかと思いますが、その道の専門家の意見を聴いてロジックに穴がないなら参考程度にでも覚えておくべきです。

個人的には西浦教授より藤巻健史元議員の方が狼中年として段違いに怖いです。当たった場合の社会的なインパクトがでかすぎますので。

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