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日経平均株価が上がっても個人投資家はそんなに儲かっていない件 [日常]

まだ現時点で場中ですが、日経平均株価がバブル崩壊後の最高値を突破して25年10ヶ月ぶりの値をつけていると速報されています。

株式取引をしていない保守的な高齢者などは、「株をやっている奴は儲けている」と思っているのかもしれまんせんが、実は個人投資家は思ったほど儲けていないと個人的には思っています。

日経平均株価はご存知の通り厳選された225銘柄の平均株価ですが、株価の桁の大きい銘柄の動きに大きく左右されます。

例えば株価が100円前後の銘柄より現在40000円弱するファーストリテイリング(ユニクロ・GUを展開)の株価が動いたほうが日経平均に与える影響は大きくなります。

近日、中間決算の発表で好業績の企業の株価が上がっていますが、株価の桁数の大きい銘柄が日経平均株価を押し上げている構図です。

一方、日経平均構成銘柄である225銘柄以外の銘柄、特に新興市場の中小株は株価が上がるどころか逆に夏にピークをつけて下がっている銘柄も目立ちます。

日経平均に連動するETF・投資信託や好決算の日経平均構成銘柄を保有している個人投資家は今回の株価上昇で恩恵を受けていると思います。

しかし、結構、多くの個人投資家が「自分の持ち株は大して上がっていないぞ。そんなに儲かっていないぞ。」と感じているのではないでしょうか。

日銀や年金資金で日経平均株価を押し上げているとの声もありますが、前場がプラスで引けた場合、日銀は基本的にETF購入を後場にしないので先月は日銀のETF購入はあまりありませんでした。

それでも日経平均は企業業績や世界経済の高まりに連動して上昇して行きました。

個人投資家はどちらかと言えば値動きの大きい新興市場の銘柄に投資しがちです。新興市場に資金が入って来ないと結構、多くの個人投資家は取り残されてしまいます。

日経平均株価の歴史的な上昇は株式取引をしていない層に政権がアピールするには良いことかもしません。しかし、株式取引をしていない人たちは単に取引している人たちに対して嫉妬や妬みを持つだけです。

一方、株式取引をしている人たちの方は一部の投資家を除いて、そう儲かっていません。年央のピークから資産が減っている方もおられるでしょう。

結局は、個別株ではなく国内外のインデックス株式投信に確定拠出年金や積立でコツコツと投資をしている方が一番、恩恵を受けているのかもしれません。



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