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株を「やる」や株で「勝った」という表現の古さ [FP]

ヤフーの記事に最近の株高で「XXX万円、勝った」という表現が出ていました。

個人的にはこの表現にピンと来ません。投資は「勝ち負け」ではないからです。「勝ち負け」で表現するのならそれは「投機(短期的な売買)」のことだと感じます。

同様に「株をやる」という表現を良く使います。「やる」というのはギャンブルをやるのと同様の意味合いを込めているのでしょう。「預金をやる」とは余り使いません。

「株をやる」という表現も投資というより投機をイメージした表現だと思います。

最近の株高で実感が沸かないという方がほとんどだと思います。そうした方は株式投資の利益はあぶく銭だと考えています。

私が就職活動をした20年以上前は千葉の田舎では大学を出たなら銀行員か公務員になるのが王道で、私が証券会社に就職すると決めた際には周囲からの違和感を感じました。

大手証券会社ではなく当時、未上場のインターネット専業証券を選んだそんな息子の選択に文句を言わなかった両親、特に父には今でも感謝しています。

若い世代は余り感じないのでしょうが、年配世代だと未だに株式投資に嫌悪感を抱いている方が少なくありません。

かつて、投資で損をした人、または投資する余裕がなく妬み嫉妬で投資を叩いている人など理由は様々です。

月曜日今夜は米国市場はワシントン誕生日で市場は休みですが、日本時間22日木曜日早朝に発表される米国NVIDIA(エヌビディア)の決算が今週の注目ポイントです。

仮に市場予想を上回る数字が出たら日本市場の半導体関連株が上がりバブル期の38915円(砂漠に行こう)を超える局面が来るかもしれません。

前回の書き込みで「既に総時価総額や企業業績はバブル期を遥かに超えていること」を書きました。従って最高値更新をしてもそれを裏付ける根拠は今回はしっかりしています。(日経平均構成銘柄の都合上、値がさ株が多い半導体関連企業の影響を受けやすいという面は当然ありますが。)

株価がバブル期を超え高値更新をするとメディアが大騒ぎすると同時に株高へのバッシングも始まることでしょう。

テレビを観ているような高齢者には株高を叩いたのが視聴率が取れるからです。しかし、NISAの総開設口座数に見るようにテレビ局がターゲットにすべき層は投資を行っています。

テレビ局を始めメディアはどの層に向けて情報を提供するのか判断が分かれそうです。

冒頭に戻りますが、「株をやる」という表現を使う古い世代とNISAでコツコツ積立投資をしている現役世代で今後の株価に大して意見の溝ができそうな気配です。

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