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電話サポートを軽視する最近の企業姿勢 [日常]

最近、通信系のサポートセンターに電話する機会が何度かありました。

近年、各社、サポート画面にQ&Aが充実してきており検索もできるようになってきています。中にはAIを使用したロボットがチャット形式で対応するところもあります。

しかし、こちらは「使い物にならない」サポートページを見て解決しないから電話による有人サポートを頼りにサポートセンターに電話しようとしているのに今度はその番号が見つかりません。

ようやく番号をWEBの迷路の中から見つけ出し電話しても今度は混み合っていて繋がらない。

人員を配置した従来型のサポートセンターのコスト削減を会社としてしたいのはわかります。ただ、肝心な時に有人サポートが行えない会社はコスト削減はできても顧客の信頼は失います。

AIにより無人サポートセンターができるという方もいますが、完全無人は無理でしょう。実務を知らない方の意見だと思います。

AIによるサポート体制を整えても結局は「答えのある定番の質問」にしか対応できず、より細かい質問は結局は有人によるサポートに頼らざるをえないのが現状です。

通信系、IT系企業のサポートセンターを合理化、効率化したい企業側の気持ちはわかりますが、結局は顧客の不信を招き他社に顧客が移ってしまうリスクも考えて最適なサポートを期待したいと思います。

サポートセンター(コールセンター)も人件費高騰、人材不足で維持するのが年々、大変になっているのでしょうが、逆にここを強化してPRすれば他社と差別化できるのではないでしょうか。

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あなたが独りで倒れて困ること30【太田垣章子著】 [書評]

年始に芸能界を始め様々な分野で活躍されている方の訃報が届きました。経済の分野でも、私が書籍を通して勉強させていただいていた山崎元氏と大江英樹氏もお亡くなりになりました。御冥福をお祈りいたします。

私は経済的な主張に関して同調しませんが森永卓郎氏も闘病中とのことです。一方で高齢でも第一線で頑張っている野口悠紀雄氏には今年も頑張っていただきたいです。

さて今年初の書評です。不動産の賃貸物件を保有している方ならおそらくご存知の著名司法書士である太田垣章子先生の最新刊です。

最近はいわゆる「おひとりさま」が急増しています。仮に家族がいても子供が巣立ち夫婦のどちらかが亡くなると残された側は「おひとりさま」になってしまいます。

もっとも、まだお子さんがいる家庭なら恵まれた方であり、未婚子なしの「おひとりさま」は今後、急増することはわかっていても社会がそれに対応できていないし今後、様々な問題が生じることでしょう。

例えば病院や施設に入院・入居する際に必要となる身元保証人がいないため民間の保証サービスの需要が年々、高まっています。著者も民間の保証サービスの重要性を本書で説いています。一方で民間の保証サービス会社に関わる問題点もクローズアップされてきました。

そのようなニーズの高まりの中、政府は現在、担当部署がばらばらになっている民間の保証サービス業について法制度をまとめて安心して利用できるようにしていく方針とのこと。

もっとも病院の入院や仮に亡くなった際の手続きを行ってくれるサービスは進歩しても、高齢者が利用できる賃貸物件の増加は国が介入してもなかなか変わらないのではないでしょうか。

「おひとりさま」が急増する中、結局、最後は行政がなんとかせざるを得ないケースが増えると思います。未だに日本は公務員人気が高いですが、国家公務員は激務、地方公務員は部署によりますが住民対応で一層、忙しくなるでしょう。

本書では「おひとりさま」の仲の良い者同士が助け合うケースにおいても死後の手続きには限界があるなど高齢のおひとりさまが直面するケースが網羅されています。

未婚子なしで親戚付き合いも薄い方などは本書に目を通しておくのも無駄にならないと思います。


あなたが独りで倒れて困ること30

あなたが独りで倒れて困ること30

  • 作者: 太田垣章子
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2023/11/08
  • メディア: Kindle版



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今年も宜しくお願い致します [日常]

本年も宜しくお願い致します。

重苦しい雰囲気の三が日でしたが、X(旧Twitter)等のニュースを見ているだけで終わってしまったような気がします。

私は配達される新聞は読売新聞を購読していてWEB専用版の朝日新聞も契約しています。なるべく左右両方の意見を取り入れようという意図からです。

ただ三が日のネット界隈は自分の意見と異なる方の主張も何も参考にもならず、ただのノイズとなっただけでした。根拠、エビデンスなしで投稿される感情的な書き込みを見ていてもこちらの頭が混乱するだけです。こういう時は一旦、ネットから離れることも大事かもしれません。

年々、コンテンツや情報量が増えてそれを追っていかないと時代についていけなくなる気がします。確かにインプットは必要ですが、情報を取捨選択し自分の軸を確立させ情報を判断する姿勢が一層、求められると感じます。

年々、時代の変化する速度は上がってきています。時代についていかねばならない焦りと、別に時代についていかずに自分なりのペースで生きていけば良いのではないかという両方の考えがあります。

私はその間をうまくバランスを取って今年は自分なりのリズムで生きていこうと思います。結局は「自分なりの軸を持つこと」にたどり着きます。

今年は国内外の国政選挙が多くパリ五輪もあるなど動きの激しい年になりそうです。

皆様もコンテンツや情報があふれる現代社会において、自分なりの軸を確立させて上手く情報の取捨選択を行い今年を過ごしていただければと思います。

今年も頑張って行きましょう。

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