日本版401ｋ6割が元本割れ

確定拠出型年金の加入者の63％が元本割れしているとの調査結果が出ました。中でも4人に1人が運用利回りでマイナス10％を越えているようです。

確定拠出型年金は元本保証やリスク性のある商品がいくつか提示されその中から個人の好きな商品を選んで組み合わせます。ほとんどの加入者がリスクの低い商品を中心に選んでいるようですが、結果的には効果的に運用する機会を失っています。一方、今回、元本割れした加入者はリスク性の高い商品を組み合わせていたためでしょうが、ここ1年程の株価下落の影響をもろに受けてしまったようです。

従来は企業が運用責任を負い、運用成績が目標に達しない場合は企業が穴埋めをしていましたが、運用責任を個人に転嫁することにより将来の年金額が個人の資産運用の力量に左右されるようになりました。

正直、将来の株価予想はプロでも困難です。このまま日経平均が10000円を超えるのかバブル後最安値を更新するのかは誰もわかりません。このままでは一層、リスクの低い商品に資金が集中してしまい、効果的な運用が行われない可能性が高いです。

上手な資産運用で確定拠出年金を活かす本

• 作者: エンゼルホットライン
• 出版社/メーカー: 清文社
• 発売日: 2008/04
• メディア: 単行本