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ブロックチェーンによる送金を国内金融機関が今夏にも開始 [FP]

ちょうど今、野口悠紀雄氏の「ブロックチェーン革命」という本を読んでいたのですが、現場ではかなり早いスピードで実用化が進んでいるようです。

ネット専業の住信SBIネット銀行や地銀の横浜銀行、りそな銀行など様々な種類の国内金融機関47行で共同研究していたブロックチェーンによる送金を、今夏から準備の整った金融機関より開始するようです。

具体的な送金手数料はまだ未定のようですが、理論的には現在の十分の一以下のコストで送金ができることになります。

金融機関の窓口で送金手続きをすると結構な手数料を取られます。それでも高齢者でATMの操作が苦手な人達に窓口送金のニーズがあるようです。

ATMによる振込、送金においても他行宛の手数料は決して現在、安いとは言えません。

ブロックチェーンによる送金は開始当初はインターネットバンク限定かもしれませんが、将来的には金融機関の振込手数料収入にひびくと思います。

MUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)も独自のビットコインであるMUFGコインの準備をしているなどしています。

日本のフィンテックは海外から遅れていると指摘されていますが、フィンテック市場の投資額が海外に比べて少ないだけで技術面ではそれほど遅れていない気もします。

フィンテックのスタートアップが海外に比べて少ないという現実も今後は変わるでしょう。

野口悠紀雄氏も著書で述べているようにブロックチェーンはフィンテックの一部ではありません。

ブロックチェーンは銀行、証券、保険だけでなく不動産や契約書類などあらゆる既存のシステムを変える可能性のある、ものすごい技術です。

ブロックチェーンについて興味のある方は野口悠紀雄氏の著書が詳しいのでお勧めです。ちょうど私も今、読んでいるところなので後で書評を書きます。


ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現

ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現

  • 作者: 野口 悠紀雄
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2017/01/19
  • メディア: 単行本



ブロックチェーン革命--分散自律型社会の出現

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  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2017/01/18
  • メディア: Kindle版



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