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未来の年表【河合雅司著】 [書評]

少子高齢化が今後の日本社会を大きく変えることは皆、なんとなくわかっており、その将来への不安が消費の足を引っ張っている面もあると思います。

本書はその将来への曖昧と持つ不安を具体的に明示することによって、日本社会が今後、迎える問題を分かりやすく把握することができます。

最近は雇用統計の改善が目立ちます。アベノミクスの効果もあるでしょうが、人口問題も統計の改善の一因だと思います。仮に安倍総理が退陣しても人手不足は変わることなく一層、人手不足は厳しくなるでしょう。

本書の後半に10の処方箋が提言されていますが、実行に移すにはなかなか難しい案もあります。

それほど厚い本ではないので、将来へなんとなく感じている不安を把握したい方にはお勧めです。実際、売れているようです。

人口が減ればITやAIを使用して生産性を上げれば良いのではないかと思いますが、なかなかそう簡単には行かないと思います。ロボットやITやによる業務の効率化で介護の補助をすることができても、介護自体は人間ではないと無理です。

今、「限界国家」という移民問題を肯定する本を読んでいるのですが、後日、感想を書きます。


未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)

  • 作者: 河合 雅司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/06/14
  • メディア: 新書



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