今後の株価動向

ニューヨーク市場の株高を受けて週明け14日（火）の東京市場は日経平均が過去最高の上昇率を更新しました。最終的には上昇率が１４．１５％で１１７１円１４銭高となり９４４７円５７銭で終えました。　

先週末のG7やG２０や米国や欧州で発表された金融対策が株高の原因ですが、今後もこの傾向は続くのでしょうか？それとも一時的なものでしょうか？

個人的な見方としては、まだ底を打ったと考えるのは時期早々だと思います。今週が最後の逃げ場になると思います。次々と金融対策が発表されていますが、現実の金融危機はそれを上回る規模だと推測されます。世界的な住宅バブルが弾けて一段落するまでは金融機関の損失は確定しません。金融危機は底なしだと考えられます。どこまで資金を注入すればいいのか見えません。

相場はわからないのであくまでも自己責任で挑んでもらいたいのですが、今回の金融危機が底を打ったと判断できるまで新規投資は控えたのが無難だと思います。もっともこのまま上がる機会損失のリスクもありますが、前述したように金融危機の本質が解決していない以上、一方的な上昇はないと思います。この後、反転し戦後最安値を更新する可能性のほうが大きいと思います。

アイスランドや韓国、今後はスイスなどで問題が起きそうです。また新興国にも大きな変化が起きそうです。今日の株高を見て底値と思って参戦される方、危機はこれからと考え我慢される方、日ごろの情報収集力と判断力が大きく影響を与えることでしょう。