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専業主婦の借り入れお断り [FP]

6月に改正貸金業法が施行され融資の上限が世帯年収の1/3に制限されるなどの総量規制が実施されます。その改正内容の一つに専業主婦の借り入れに関する規制があります。

改正貸金業法施行後は、専業主婦が借り入れをする際に、配偶者の同意書や世帯年収の証明書など複数の書類を提出する必要が出てきます。そのため、夫に黙ってキャッシングしていた主婦の資金繰りが悪化して、夫に借金がばれ家庭内で問題になるケースが続出すると見られています。

一方で消費者金融やクレジットカード、信販などの各社は各種の書類を提出しても専業主婦には今後貸さない方向で検討しているそうです。書類の管理や審査業務にコストがかかるため、いっそのこと始めから貸さないことにしようということですが、 夫の許可を得た専業主婦でも借りられない可能性が出てきます。

キャッシングをしている専業主婦は百数十万人いると推定され、その多くの家庭で夫と喧嘩が起きることでしょう。夫が借り入れを知っていても新規の借り入れができないのですから資金繰りが悪化します。最終的には夫のカードを使って借り入れして返済に回すと言うケースも出て来そうです。

改正貸金業法が作られた理由として多重債務者やそれに伴う破産者を減少させる狙いがあると言うことですが、一方で現状で資金繰りがついていた法人や個人を追い込む結果も招いています。喜ぶのは違法な金利で営業している闇金業者でしょう。いくら闇金で金利が膨大でも借りる層はいます。

確かにキャシングをして過剰消費やパチンコにお金を使っている人への規制は必要でしょう。でも一方で、本当にキャッシングを必要としている人への手段を狭めるのは消費者保護とはいえ行き過ぎの気がします。
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