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上海万博後の中国株価 [FP]

上海総合株価指数が4.79%下落して3000を切ったようです。銀行株や不動産株が大幅に値を下げたようです。中国政府が住宅ローンに対する規制を発表したためと見られています。具体的には住宅価格の高騰している地域で3軒目以降の住宅ローンを一時的に停止するというものです。

住宅ローンを制限してこれ以上の土地価格上昇を抑える目的があるのでしょうが、思い出すのが、日本のバブル期です。当時の日本も金利を引き上げたり大蔵省が土地取引規制を行い、それが効果を発揮し土地価格は暴落を迎えました。

中国政府が本気で土地バブルを潰しにかかるのなら、かつての日本同様に急激かつ長期的な下落を迎えるかもしれません。また中国は信用取引や株価指数先物も導入します。日本のバブル崩壊時に外資系の証券会社が日本株を先物で売り崩したように、今度はそれを中国で行う可能性もあります。

中国の好景気のおかげで日本の景気も持ち直してきていると言われていますが、ここで中国経済が失速したら日本としては大きな痛手を負います。

かつて中国株や中国株投信を勧める銀行や証券の営業員の決まり文句は「北京五輪、上海万博まで上がります。」というものでした。その上海万博が終わりを迎えた頃、中国市場にどのような変化が起きるのか注目する必要があると思います。
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