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日本人の現金支払いはそう簡単に変わらない [日常]

よく利用している地元のスーパーが、レジの支払いをセルフでやる方式に変えて約、半年が経ちました。

商品のスキャンはレジの店員が行い、会計は機械で自ら行うという形式です。最近はこの形式は増えているのではないでしょうか。

スーパーによってはスキャンから支払いまですべて客が自ら行うセルフレジを導入しているところもありますが、必ずセルフ以外の有人レジが同時に可動しています。

さて、冒頭の私の地元のスーパー。全レジがセルフ会計に一旦なったのですが、レジで店員が今まで通り支払いを受け付けるレーンが2つ用意されました。

色々な理由があると思います。例えば機械の使い方がよくわからないなど。でもそれって一度、利用すれば慣れるはずです。

よく見ると高齢者ほどセルフ会計を避けて有人会計レジに並んでいました。

以前、新聞に「セルフ会計は感じが悪い」といった投稿がされていてネットにアップされていました。高齢者ほど昔の八百屋や魚屋のように現金の手渡し受取を通して買い物をしている実感が湧くからのようです。

日本人独特の「決済機能に感情を求める」国民性が根強いままだと現金決済や有人によるレジ会計はいつまでも残るような気がします。

消費増税まで半年を切りましたが、現金支払支持やセルフ会計嫌いの高齢者は軽減税率のキャッシュバックなど気にも止めずに今まで通りの支払い方法を続けると思います。

コンビニでは値引き販売を認める流れができつつあり、値引きは各コンビニチェーンのポイントカードへの還元で対応するようです。一度、ナナコやポンタのカードを作れば済むことですが、そうした囲い込みに反発する方も高齢者を中心に一定数、出てくることでしょう。

政府は日本での現金決済比率を海外並みに引き下げるために色々と対策を練っているようですが、キャッシュレス化の流れについて行けない人も多いだろうと感じます。

気になるのは10月の消費増税でレジが大混乱することです。子育て世帯や住民税非課税世帯に配られる商品券、支払い方法によって変わるキャッシュバックなど店舗も消費者も慣れるまで当初は混乱するでしょう。

私は軽減税率自体を廃止すべきだと思います。一律で10%の消費税を取ればシステムもシンプル化できます。それが無理なら消費増税を延期して8%のままにすべきです。

弱者保護のためにと某政党が強く主張した軽減税率が、結局、弱者のためどころか逆に弱者に冷たい制度になってしまったのは皮肉なものです。






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