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高齢者の食品スーパーデジタルディバイド問題 [日常]

メインに通っている食品スーパーで疑問に思うことがありました。

このスーパーではレジのバーコード読み取りは店員が行い支払は精算機でセルフで行います。

混雑時に10列レジがあるとして、そのうち2列は従来通りレジで店員が支払までも行う形です。

混雑時にもその2列に倍以上の人が並んでいることがよくあります。他のレジに行けば並ぶ時間も短くなるのにです。

最近、理由がわかりました。セルフ精算機が怖いんだと思います。中には店員に現金を手渡して買い物をしたという実感を得たいという方もいるのかもしれません。でも2列のレジに並ぶ方は恐らくセルフ精算機が苦手なのでしょう。

数回、慣れてしまえば怖がることもないのですが、普段使わない店だと私も混乱することがあるので気持ちはわかります。

私はコンビニで買い物をすることは少ないのですが、先日、某コンビニのセルフレジで混乱しました。後ろに人が並んでいると余計に混乱します。

有人レジをあえて選ぶ消費者はこうした心理もあるのでしょう。

合理化のためにセルフ精算機を導入している一方で、機械が苦手な高齢者は有人レジの店に移って買い物をしているとも聞きます。合理化が店の売上を減らしてしまう皮肉な話です。

先日は別のスーパーでレジ応援の店内放送が流れ、応援に来た店員が客にセルフ精算機の操作を案内していました。ちなみに自分でバーコードを読み取り精算まで行う完全セルフレジは10台近くあるのに使っていたのは私含めて数人だけでした。

完全有人レジで対応している店は仮にポイント制度がなくても特定の高齢者がひいきにしてくれて商売になります。

いずれレジは完全セルフレジに移行していくことでしょう。代わりに高齢者の買い物難民が個人商店などに回帰することになるのでしょう。

もっとも中には高齢者でもQRコード決済を淡々とこなす方もおられます。でもやっぱり機械が苦手な高齢者のが多いのが現状です。

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