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政府VS日本銀行 [FP]

デフレが止まりません。先日、デフレ宣言をした菅財務大臣ですが、最近、日本銀行にちょくちょく圧力をかける発言を繰り返しています。3月1日も物価上昇率について「今年いっぱいぐらいには、なんとかプラスに移行してもらいたい」と発言し、また日本銀行に対し「政府は努力している。日銀にはより努力をお願いしたい。」とプレッシャをかけています。

白川日銀総裁もデフレ脱却を目指していると言われていますが、どうもその真剣さが伝わってきません。1997年に日銀法が改正され日本銀行は独立性を確保することに成功しました。そのため日銀の独立性を楯にして日銀以外の人々の考えに耳を貸さない現状が続いていると言えます。

菅財務大臣は本気でデフレ脱却を目指すなら、日銀法を再改正するなりして、政府がもっと日銀の政策に口出しできるようにするべきです。

最近、勝間和代氏などがリフレ政策のアピールを展開しています。リフレ政策にもその実効性について賛否両論ありますが、聞く意味を持たず否定に回り気味の日銀に対し、新たな風を送り込むにはいい機会だと思います。先日、勝間氏は財務大臣就任前の菅氏にデフレ脱却のレクチャーをしたそうですが、少なくても菅氏としてはデフレを止めることの必要性は理解しているようです。

リフレ政策に問題があるのなら理由をはっきりつけて日銀は否定をすればいいだけです。今は、その議論が起きる前の段階だと思います。当然、日銀内部としても既にリフレ政策の賛否は検討済みであり、理由があり採用できないという結論にあるのでしょう。ならば、その理由を外へ積極的に発信するべきだと思います。そこからまた新しい議論が始まるきっかけになります。

自分をデフレ化しない方法 (文春新書)

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  • 作者: 勝間 和代
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/02/19
  • メディア: 新書



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