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銀行の口座管理手数料導入に必要なこと(その2) [FP]

先月、銀行が口座管理手数料を導入するかもしれないという記事を書きました。

https://miyaki-fp.blog.ss-blog.jp/2019-09-30

仮に日本銀行がマイナス金利の深掘りをした場合、メガバンクが先頭を切って口座管理手数料を導入するかもしれません。

恐らく、導入されたとしても一定の残高以上ある方、また給与振込口座に指定している方などは免除されるかもしれません。

一方で導入が決まれば口座管理手数料を取らない他行への振り込みが起きるか、口座解約が進むと考えられます。

口座解約は顧客との接点は失いますが、休眠口座がなくなることはコスト面から見て銀行側にとっても悪い話ではないと思います。

ただ前の記事で書いた通り、今の業務フローでは大量の口座解約をこなせるとは思えません。

口座解約が面倒なら他行に振り込んで残高をゼロにするという方も出てくるでしょう。

そういう人向けの対策を考えたのですが、仮に口座管理手数料導入後に残高ゼロの口座を維持している方がいたら、銀行共通のブラックリストを作成して今後の新規口座開設を拒否するなどの対策が考えられます。

クレジットカードの支払日に決済ができなかった場合、信用が下がり、信用機関にデータが残ってしまいますが似たような制度を作れば良いのではないでしょうか。

一度、残高が足りずに口座管理手数料が取れない口座が出た方は、今後の住宅ローン、自動車ローン、携帯電話の契約始め色々と不利に働く仕組みができれば残高ゼロの口座は減少していくのではないでしょうか。

もっともコストをかけてそんな仕組みを作るのは意味がないという考えもあります。もともと収益を生まない口座のためにコストをかけるのは合理的ではありません。

現在、銀行側は真剣に口座管理手数料を導入するかどうか検討していると思いますが、①残高ゼロの口座に対する対応 ②口座解約方法の見直し(合理化)はよく考えて欲しいです。

個人的には混乱を起こしてまで口座管理手数料を取る必要があるのか疑問に思うのですが近い将来、結論が出ると思われます。

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