DIE WITH ZERO【ビル・パーキンス著】 [書評]
アリとキリギリスのイソップ物語では最終的にはアリに軍配が上がりますが、疑問点があります。それはアリはいつ人生を楽しむのか(お金を使うのか)ということです。
著者は理想なのは死ぬ時に預金ゼロでも構わないように「今」しかできない経験にお金をかけるべきだと何度も主張しています。
子供がいる場合は子供がお金を必要としている時期に生前贈与をして残った資産は自分の経験、思い出作りに使うべきと書いています。
日本では高齢者の遺産相続を高齢者が受け取っています。著者の調査によると米国では30歳から45歳の間に相続を受けたいと考える人が多いとのことです。
日本の老老相続では本当にお金が必要な時に使うことができません。もっとも教育費として子供に投資することはあります。ただ、日本ではまだ生前贈与のような行為は子供の金銭感覚を駄目にするとかいう理由で否定的な見方が強いです。
若い頃から貯金をして将来に備えることは大事な一方、あまりにストイックな節約は若い時代の思い出作りの機会を無駄にしてしまいます。
引退後に行く海外旅行では思うように体が動かないだろうし、海外旅行の醍醐味は若い時期に行くことであり、得られるものも多いと個人的には思います。
日本のみならず世界中で老後不安からの節約志向が広まっていますが、「今しかできないこと」「思い出作りになる経験」には思い切って貯めている資金を惜しげもなく使うべきです。
著者はアリとキリギリスの話を例に出し、もっとアリは遊ぶべきだしキリギリスも少しは働くべきという上手い塩梅のバランスが人生に必要と書いています。
資産はあの世には持っていけません。かと言って老後も金銭的不安もわかります。でもそれ以上に「今しかできない経験」にお金をかけるべきだと言う著者の意見には賛同できる部分もあります。
高齢者になって金銭的に余裕があっても、できることは限られているし「若い頃にあれをしておけば良かった」という後悔をしないようにバランス良く資産運用と消費を行いたいものです。
そもそも「お金」は使ってこそ意味のあるものなのですから。
著者は理想なのは死ぬ時に預金ゼロでも構わないように「今」しかできない経験にお金をかけるべきだと何度も主張しています。
子供がいる場合は子供がお金を必要としている時期に生前贈与をして残った資産は自分の経験、思い出作りに使うべきと書いています。
日本では高齢者の遺産相続を高齢者が受け取っています。著者の調査によると米国では30歳から45歳の間に相続を受けたいと考える人が多いとのことです。
日本の老老相続では本当にお金が必要な時に使うことができません。もっとも教育費として子供に投資することはあります。ただ、日本ではまだ生前贈与のような行為は子供の金銭感覚を駄目にするとかいう理由で否定的な見方が強いです。
若い頃から貯金をして将来に備えることは大事な一方、あまりにストイックな節約は若い時代の思い出作りの機会を無駄にしてしまいます。
引退後に行く海外旅行では思うように体が動かないだろうし、海外旅行の醍醐味は若い時期に行くことであり、得られるものも多いと個人的には思います。
日本のみならず世界中で老後不安からの節約志向が広まっていますが、「今しかできないこと」「思い出作りになる経験」には思い切って貯めている資金を惜しげもなく使うべきです。
著者はアリとキリギリスの話を例に出し、もっとアリは遊ぶべきだしキリギリスも少しは働くべきという上手い塩梅のバランスが人生に必要と書いています。
資産はあの世には持っていけません。かと言って老後も金銭的不安もわかります。でもそれ以上に「今しかできない経験」にお金をかけるべきだと言う著者の意見には賛同できる部分もあります。
高齢者になって金銭的に余裕があっても、できることは限られているし「若い頃にあれをしておけば良かった」という後悔をしないようにバランス良く資産運用と消費を行いたいものです。
そもそも「お金」は使ってこそ意味のあるものなのですから。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2020/09/30
- メディア: Kindle版
2021-02-15 16:57
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