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今年、世間のイメージほど個人投資家は儲かっていないと思う [FP]

今年の大納会も無事に終了しました。NHKの19時のニュースで第一生命のアナリストの方が「ジェットコースターのような相場」とおっしゃっていましたが、まさに3月のコロナショックで暴落してそこから急回復していくという目まぐるしい展開を見せました。

2020年の日経平均株価は昨年比で約3800円のプラス。率にすると約16%の上昇。3月の暴落の底値から今年の最高値の幅は約1万1000円ほどありました。

春先の暴落時に損切りをしてその後の世界的な金融財政緩和による株価の急回復についていけない、また余力がなかった個人投資家が多い気がします。

今年、新たに投資をネット証券で始めた方はビギナーズラックで利益が出ていると思いますが、長年、相場にいる方で個別株投資をしている方はそれほど年間トータルで世間がイメージするほど利益が出ていない気がします。

もっともiDeCoやつみたてNISAで投資信託をコツコツと積み立てていた方に限っては今年の暴落時にも耐えていれば今は含み益がかなり出ているはずです。

過去の投稿に私は米国大統領選挙でどちらの候補が勝っても株高は続くと書きましたが、バイデン氏当選後に日経平均株価がもう一段上がるとは想像外でした。ワクチン期待も相場を引っ張ったのだと思います。

投資をしていない方は、「所詮、バブルだから来年は弾ける。」だの「実体経済と乖離している。」と冷ややかな目で今の相場を見ていますが、世界各国で金融緩和が続き低金利がしばらく続くとなると、もしかしたら来年も前年比プラスで大納会を終える可能性も大いにあり得ると思います。

iDeCoやNISA、つみたてNISAで投資信託の積立投資を行っている当ブログの読者の方は残高確認をして嬉しい年越しになると思います。

ただ、将来、仮に米国市場が崩れるようなことがあると積立投資だからと言っても必ず常に含み益が出ている状態を維持できるとは限りません。

今年の春先の暴落時に積立を止めずにコツコツと投資信託の積立投資を続けてきた成果が今の残高だと思い、仮に今後、含み損に転落した時期が来ても逆に安く仕込めると発想の転換を行い投資を続けてください。

日本でワクチンが接種開始になる春以降もマスク着用などの新しい生活様式に変更はないと思います。

皆さん、「新型コロナウイルスだけでなく他の疾病にも気をつけて来年も無事に過ごせるように体調管理に努めましょう」と自分にまずは言い聞かせて今年の投稿は終わりにします。

今年も当ブログをご覧下さりありがとうございました。

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