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ロンドン丸亀製麺は利益出るのか [日常]

ハワイやカリフォルニア、ロシアには既に進出していることは知っていた丸亀製麺ですが、ついにロンドンにも進出したとのこと。

かけうどんが日本円換算で約600円だそうで、ロンドンの外食価格としては格安だそうです。約600円について「高い」とTwitterで呟いている方もいますが、海外でのラーメン店が一杯2千円近くしないと採算が取れないのですから約600円は高いどころか格安だと思います。

食材費はともかく、ロンドンの不動産代、人件費を考慮するとかけうどん約600円は天ぷらなどのトッピングを追加で購入してくれることを前提とした価格設定でしょう。

香川の本場だと100円でうどんが食べられるところもあったはずですが、海外の主要都市での外食はランチでも軽く千円は超えるのではないでしょうか。東京は主要先進都市の中でも例外でランチが安いです。

コロナ禍の前にはインバウンドが盛んになり多くの外国人が日本に来てはバク買いをしていました。

その理由として、「日本にはおもてなしの精神があるから」と言う方もいるのですが事実はあまりそれは関係ないです。

単に外国人にとって円が安くなって自国で買い物するよりも日本で買ったのが安いからという理由がメインです。

一昔は日本人が東南アジアに安く旅行していたことの逆転が今後、コロナ収束後に加速します。日本は安い国だと東南アジアの中間層が多く訪れることになるでしょう。

日本の100円ショップと同じクオリティの商品と値段で海外展開は無理です。大手百均企業も海外では価格を上げているそうです。

日本テレビ系列で中京テレビ制作の「オモウマい店」という番組があります。中には利益度外視で営業を続けている飲食店が出てきます。

コロナ禍で外食業界は厳しく、今後は年々、最低賃金引き上げも加わってきます。

数年後には海外同様、東京でも最低千円は出さないとランチ定食が食べられない時代が来るかもしれません。


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