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年末の食品価格上昇を感じる [日常]

最近はスーパーの新聞折込広告がスーパーのサイトで前夜に見られるところも増えています。

明日の朝刊と一緒に来るはずの広告を今、そのスーパーのサイトで見ていたのですが、通常よりも価格が高めに設定されているように感じます。

年末ということもありスーパーは稼ぎ時。顧客も高くても買わざるを得ないだろうからとスーパー側も強気なのでしょうか。

いや、別の理由もありそうです。消費増税の軽減税率8%は最終段階の食品に適応です。途中の仕入れ段階での人件費やダンボールなどのコスト分が今になって最終段階で響いて来ているのではないでしょうか。

最低賃金引き上げ、ダンボールや運送費の引き上げなどコストは増えています。為替も今年は変動幅が小さく円高による消費者への恩恵もありません。

価格据え置きで量を減らすなどの対応をする企業も増えていますが、やはり今後は価格の引き上げが進むのだと思います。

そんな中でもローソンストア100では「100円おせち」なる商売を展開しています。また業務スーパーを展開する神戸物産の業績も相変わらず好調のようです。

コストがかかる中で競争は激化。結局、そのしわ寄せは取引先の中小零細企業がかぶることになるのでしょう。(そうなると神戸物産のような製販一体体制は強みになりますね。)

世界各国で給与が大きく増加している中、日本は給与が伸びていません。

今後も社会保険負担の増加が続き、賃金が多少上がっても手取りは減る一方だと言えます。

アベノミクスが始まった当時、私は「これは将来、スタグフレーションになるな」と感じたのですが嫌な予想ほど当たるものです。

2020年はなんとかして名目だけでなく実質賃金も上がって行ってもらいたいし、日本をリードする大企業にはそのきっかけを作って欲しいと思います。

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