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本当に東京五輪やる気なのか思考停止 [日常]

世論調査で東京五輪は中止にすべきだという意見が割と多かったものの池江璃花子さんの五輪出場内定で急に空気が変わりました。

池江璃花子さんは次のパリ五輪でも代表に選ばれる可能性があるし将来性もあります。

批判を受けるでしょうが今回の東京五輪は早いところ中止を表明すべきだと思います。

こういうことを言うと今回が最後のチャンスのアスリートが可哀想だという声が出るのですが、国民の健康の方がスポーツより優先度は当然、高いです。

海外からの観客は諦め日本国内に住んでいる人のみの観戦と先日、決定しました。

それでも8月までに接種希望者全員にワクチンを届けることが可能なのでしょうか。

ファイザー(バイオンテック)とモデルナのワクチンは構造上、変異株にもある程度の効果があるようですがこれから変異株が広がるのは確実。

医療関係者はコロナ対応で精一杯です。とても東京五輪のサポートができる医療関係者がそろうとは思えません。

コロナ対応している医療関係者も2極化しており、そう忙しくない医療関係者もいるようですが、そうした医師や看護師たちを医師会や看護師会が五輪に動員できるかと言えば無理でしょう。

そもそも1984年のロサンゼルス五輪から商業五輪化が進んだと言われています。日本の秋である10月に開催するならともかく米国の一テレビ局の都合で真夏に開催せざるを得ない時点でおかしいです。

詳しい内部事情は知りませんが再延期は無理で選択肢は強行か中止の二択のようです。仮に無観客でも開催してテレビ中継を行えば米国の放送局もスポンサーも面子が保たれるので現在は強行開催の姿勢なのでしょう。実際、聖火リレーも全然盛り上がってないけど行われていますし。

一方、日本国内ではプロ野球やJリーグがある程度の観客を入れて試合を続けています。それを考慮すれば日本国内移住者のみ観戦で五輪開催は問題ないという意見はある程度の説得力を持ちます。

しかし、先述のように五輪は選手だけでなく多くのサポート要員が必要です。医師や看護師を始めとする医療関係者を東京五輪に動員できる目処は恐らく立っていないでしょう。それ以前に五輪組織委員会と医師会、看護師会で詰めの議論さえ未だに行われていない可能性もあります。

「池江璃花子さんが可哀想だから東京五輪は開催すべき」と夏前にワクチン接種を受けた高齢者は冷房の効いた部屋から外には出ずに主張するでしょうが全体を見るべきだと思います。

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